後藤 真理子
「テキンを置く作業台がガタついているから、新しく作ってほしい。2台よろしくネ!」
ある日のこと、紙成屋店長の笹森さんから依頼を受けました。
広報担当の私、後藤がなぜこのようなことを頼まれたかというと… 理由は明白! かつて、家具職人だったからです。昔取った杵柄、と、喜んで引き受けました。
作業当日、ホームセンターの開店時刻にあわせて笹森さんと集合。
今回は、島忠ホームズ仙川店の木工工作室を利用しました。ここは、木材をその場でカットしてもらえて、工具のレンタルもできるのでとても便利。なにより、材料をすぐその場で購入できるのが良いですね!
作業台製作の手順
1 木取り
まず、反りの少ない木材をじっくりと選びます。
良い木材が見つかったら、前日にIllustratorで作成した図面に従ってカットします。今回作るのは、ウン十キロという重量のテキンを乗せる台。強度重視であるため、フシをなるべく避けて木取りをしました。(フシは硬くて加工が難しいうえに、抜け落ちて穴が開いてしまうことがあるからです。)
2 墨付け
ビスを打つ位置に印をつけていきます。合言葉は「段取り八分」。木工は、この段階で出来不出来が決まると言っても過言ではありません!
慎重さんもせっかちさんも、ここまでは、丁寧に。
3 下穴開け
印に従って、ボール盤で下穴を開けていきます。下穴が開けば、あとはビス止めするだけで形になるので、気がはやります。
4 組み立て
ビス止めで組み立てます。接合面には木工用ボンドを塗ることで、強度が格段にアップします。
5 塗装
場所を会社に移して、オイル塗装で仕上げます。
6 そして、完成!
ジャジャーン!
歴史あるテキンとまっさらな作業台… ややミスマッチ感はありますが、使うほどに馴染んでくるのではないでしょうか。
ということで、作業台2台、無事完成しました!!!
おまけ…
卓上カレンダーのスタンドも300個、仕上がりました。活版印刷で丁寧に刷り上げた来年のカレンダーの台座となります。そろそろお目見えしますので、こちらもお楽しみに!
テキンの台から商品まで、当社のグッドクロスイズム=「自分達で出来ることは何でもやろう」の精神で、これからもいろいろ製作していきます! 社内で必要な什器などありましたら、ぜひ広報後藤までご相談を!