植村明美
●●が好きといっても一度に沢山食べるとなると難儀である。
これは餃子が好きと言ってしまったがために二人の男に降りかかった涙と汗の記録である。
舞台となったのはグッドクロスから徒歩1分、博多の美味しいものを沢山提供するお店としてすっかりこの激選の五反田においても人気店となっている「博多劇場」。
実は去年の暮のチャレンジであったため、お店の可愛いお姉さんがサンタ姿である。
説明しよう。博多劇場の餃子100個チャレンジは制限時間60分以内に餃子100個を完食すると100個の餃子代金が無料になるというもの。
見事達成すれば料金は無料になる上、博多劇場での餃子無料パス(1年有効)が貰える!
しかしながら、失敗した場合は餃子100個の代金5000円を支払うということになるのだ。
ドドーンと運ばれてきた100個の餃子。もう少し小さめかと思いきや、どうしてどうしてしっかり大きさがある。美味しそう。とても美味しそう。だが私は10個でいい。
この戦いに挑んでくれたグッドクロスの戦士は2人。
矢後指揮官とビーコールの立原戦士だ。
戦士自ら巨大な餃子の鍋を撮る。
因みにこの時、店内は歓喜と熱狂の嵐で大盛り上がり。
カーン!
いよいよ戦いの火ぶたは切って落とされた。
この時は余裕の表情の二人。
その間応援するという名目でギャラリー兼ただ飲みたい我々は美味しいものを少しだけ。
明太子入り卵焼。熱々とろ~り。
博多もつ鍋。ほかほかプリプリ。
普通の餃子。これで2人前。
余りに二人が暑そうなので仰いであげる優しい人。さながら戦場のナイチンゲール。
ここで25分経過。
お! 矢後指揮官いいペースじゃありませんか。
イケるんじゃないのかこれは。
しかし、この辺りから2人の様子が苦しそうになり、ペースもがくっと落ちる。
立原戦士はお通しで出てきた生キャベツと一緒に食べて少しでもさっぱりさせる作戦。
でも、ぱったりと立原さんの手が止まった。もう思考が停止しているような表情。
矢後指揮官も心なしか目が虚ろ。ボクシングならタオルを投げ入れるような場面。
立原戦士は丁度半分くらい。50個ほどを食べ終わったところでギブアップ。
ここで矢後指揮官が「今時間どのくらい?」と聞いてきた。
「あと10分です」と答えるとギブアップとのこと。
へ? あと10分あるんですよ。あとこれだけ。どうにかして食べられるんじゃない?
どうにかしましょうよ。ねえ! と思うのは当事者でないからで、もうどうにもこうにもお腹にも足にも入る余地は無いらしい。
急に意気消沈するテーブル。
100個食べたらタダ! の貼り紙も虚しい……。
残った餃子は皆で完食~。
この景色を15分前に見たかった……無念。
だがしかし、二人の戦士は本当に頑張ったのだ。店内大盛り上がりに盛り上げたし、ちょっとしたスター並みに写真撮られたし。
矢後、立原、両戦士のお腹が痛くならなかったのが幸い。
これを見て我こそはと思うキミ! 是非ともチャレンジを!
【店舗情報】
店舗名:屋台屋 博多劇場五反田店
住所: 品川区西五反田2-29-10
電話: 050-5595-9411
さいごに
大食いチャレンジのメニューがあっても無くても決済代行サービスが便利です