植村明美
バスクチーズケーキって食べたことありますか? と社内のスイーツ好きが数人で話をしていたときに話題となりました。
その場にいた、グッドクロススイーツ部部長の熊谷さんが「僕も気になってた! じゃあ、買ってきてみるから記事にしてね」というので「はい、喜んで」ということで買ってきていただきましたー!
現在、都内でバスクチーズケーキを専門に売るお店はごくわずか。そのうちの1店、白金台にあるガスタ。つい1週間程前に「嵐にしやがれ」で紹介されたということで長蛇の列です。
専門店なので店内もショーケースもシンプルです。
チーズケーキが並ぶ木製の台が可愛らしいですね。
右手の小さなものが1人用で1個700円。今回頂きましたこちらの大きなサイズは6~7名用。4000円。
どんなチーズケーキなんでしょう。どきどきします。
おぉお~!
やっぱりネットで見た情報のとおり、かなり焦げています。
バスク地方というのはスペインとフランスにまたがる、海も山もある風光明媚な場所。以前は1つの国であったのが、その後スペイン、フランスそれぞれの支配があり現在は両国にまたがる地方となっています。
そのため、独自の言語、独自の文化を築いてきたところでもあるのです。
特に美食の町として知られるこの地方には、ミシュランの3つ星レストランが3軒もあり、美しい景色だけでなくバスク料理そのものが観光資源となっています。
特にバルといわれる気楽に飲みながら軽い食事をつまめる店をはしごするバル巡りが人気で、その中でも大人気のバル「ラ・ヴィーニャ(LA VINA)」で名物として提供されているのがこちらのチーズケーキです。
門外不出のレシピを習得した日本人のパティシエールが開いたお店がこちらのGAZTA。
バスクチーズケーキの最大の特徴はその見た目。
焼過ぎて失敗したのだろうと思われそうな焦げ目。高温で焼き、表面にできたこの焦げがカラメルのような風味となり全体のアクセントとなっているのです。
箱から出す時に落としそうになるほどどっしりとしています。
6~7人用ということですが12人くらいで食べても満足できそう。
付属の説明書に「必ず冷蔵庫にて保存してください。お召し上がりの直前に冷蔵庫から取り出し、10分程度常温に戻してからお召し上がりください。チーズの風味と心地よい食感がより一層堪能できます」と記載されています。その通りにしてみましょう。
中はとろりとかなり柔らかく半熟状態のような感じです。
食べてみると、なんというか、今まで食べたチーズケーキとは食感、舌触り、味、ともに全く異なります。
とてもクリーミィですがレアチーズケーキとは全然違いますし焼いたもの、スフレタイプのものとも当然違います。
強いていえばプリン。表面をカラメル状にしたクレームブリュレや同じような色であるカヌレが近いでしょうか。でもやっぱりちょっと違うなあ。
ご興味ある方は是非ご自身で確かめてみてください。
美味しくて新しいチーズケーキの情報を教えてくれたうえに並んで買ってきてくれましたスイーツ部長熊谷さんに感謝!
店舗情報
GAZTA(ガスタ)
住所:東京都港区白金1-14-10 1F
電話:03-3440-7495
営業時間:9:00~19:00 月曜定休