植村明美
年賀状じまい。
年賀状を印刷している会社としてはとても寂しい限りではありますが年賀状じまいという言葉ができるほど年賀状を出すのに区切りをつける方が個人、法人問わずお見受けいたします。
そこで、今回は年賀状じまいをする時の文例を幾つかご提案いたします。
その前に、何故年賀状じまいをするのかその理由と背景を考察したいと思います。
年賀状じまいとは、これをもって以後年賀状を出すのは辞めにしましたと宣言というかお伝えする最後の年賀状を出すことを指してできた言葉です。
終活という言葉もありますが、年配の方が終活の一つとして年賀状を止める場合もありますし、もっと若い方ではデジタル化で紙のものは止めたいという考えですることもあるようです。
何れにしても、上手く伝えないと心配されたり、気分を害してしまわれたりすることも考えられるので、配慮した文章で送りたいものですね。
年賀状ではなく敢えて時期をずらし寒中見舞いなどで出す場合もあるようです。
個人向け
- 人生の節目を述べたメッセージ
「新年のご挨拶を謹んで申し上げます。
私も○○歳となり文字を書くのもいささか難しくなってまいりました。
その為、新年のご挨拶として、これまで数十年にわたり年賀状をお送りしてまいりましたが、
今回をもちましてどなた様宛にも年賀状をお出しする習慣をやめる決断をいたしました。
人生の一節を終える中で、新たなスタートを切るためにも、この場でお詫びとお知らせを申し上げたく思います。
年賀状には一区切りをつけさせていただきますが、これまでのご縁は今後も変わりなく温かくお繋ぎいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます」
- デジタル化や手間の理由を述べたメッセージ
「あけましておめでとうございます。
長年皆様に年賀状をお送りして参りましたが、この度をもちまして、皆さまへの年賀状を控えさせていただくことにいたしました。
デジタル化に徹したく、今後はSNSなどのコミュニケーションを活用し、より親密な関係を築いていくことができればと思っております。
今後も変わらずSNSなどでお付き合いいただければ幸いです。
Facebook(インスタグラム)のアカウントは以下のとおりです。
https://www.facebook.com/〇〇××
何卒、ご理解いただけますようお願い申し上げます」
- 簡潔にお知らせするメッセージ
「新年おめでとうございます。
突然ではございますが、今回をもちまして、どなた様にも年賀状の送付を終えることを決意しました。
深い理由はありませんが、今後急にお出ししなくなるような事になる前に、きちんと節目としてご挨拶をしたくお知らせした次第です。
これまでの温かいご支援とご交流に深く感謝申し上げると共に、
これからも変わらぬおつきあいを賜りますよう、心よりお願い申し上げます」
法人向け
1.デジタル化を理由とするメッセージ
「拝啓。時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、弊社はこの度デジタル化による効率性と環境への配慮という観点から、これまで年始にご挨拶としてお送りしておりました年賀状を控えさせていただくことにいたしました。
大変恐縮ではございますがご理解を賜りますとともに、今後とも変わらぬご厚誼のほどよろしくお願いいたします」
2.時代の変化と捉え前向きに廃止をお伝えするメッセージ
「拝啓。時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、弊社ではこれまで新年のご挨拶としてご送付してまいりました年賀状を廃止する決断をいたしました。
今後は時代の変化に伴ったより効果的なコミュニケーションの方法を模索していく所存でございます。
誠に勝手ながらご理解を賜りますとともに、今後も変わらぬご厚誼のほどよろしくお願いいたします」
3.簡潔にお伝えするイメージ
「拝啓。時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、弊社ではこの度年賀状のご送付を廃止することとなりました。
大変恐縮ではございますがご理解を賜りますとともに、今後も変わらぬご厚誼のほどよろしくお願いいたします」
如何でしょう。
小心者なので準備してもなかなかわたくしは出すのに勇気が要りそうな気もしてきました。
年賀状を止める理由のひとつとして、年末忙しい、面倒、お金がかかるといったこともあると思います。
そんな方のために、BUSINESS名刺印刷所では、何も手を加えなくてもそのまま出せる、なんなら宛名も印刷してお渡しすることが可能です。
https://www.btool.jp/nenga.html
テンプレートの中からお好きな1デザインを選ぶだけ。
そんなに出すことも無いという方のために20枚からご注文可能です。
また、今年はもう終了してしまいましたが、来年も引き続き年賀状を印刷していただくお客様には早期割引など特別な割引やサービスをご提供させていただきます。
出そうと思っていたけれど時期がもう間に合わないという方、寒中見舞いのはがきのデザインもご用意があります。
年賀状を止めるのはいつでもやめられますので、その前にぜひ一度チェックの上ご一考されてください。