植村明美
語学の習得の為に海外に留学に行くぞ!
英国や北米へ行きたいけれどちょっと予算的に厳しい。
ニュージーランド、オーストラリアも難しいかもしれない。
行先はフィリピンと決めたけれど具体的には幾つか行先を迷っているという方もいらっしゃるかもしれません。
中には「セブだ! セブしかない」
そんな風に決めている方もいるかもしれませんが、
今回はフィリピンの代表的な留学先の中からクラーク、セブ、バギオについて其々の地域の特徴などを比較してみました。
クラーク
特徴
経済特区である
クラークは元々はアメリカ軍の基地のあった場所でした。
それ故に町全体の雰囲気がフィリピンというよりもLAに来たように広々且つ整然としています。
現在は経済特区に指定されており、多くの国際企業やビジネスが集まるエリアです。
インフラが整備されており、教育施設も充実しています。
クラークに居住する人は少なく町の入口にはセキュリティ施設があり厳重なセキュリティ対策がされていますのでかなり安全といえるエリアです。
また、クラーク国際空港から町の中心部や学校までのアクセスが便利かつ時間を取りません。
長所
- 英語教育に力を入れており、質の高い語学学校が多くあります
インターナショナルスクールもエリア内や近隣含めて存在します - 元アメリカ軍施設があった事に関連しネイティブスピーカーの教師が数多く在籍しています
- 先進的なショッピングモールやレストラン、娯楽施設が充実しており、生活が便利です
- 整った施設の病院がありいざという時に安心です
- クラーク空港を足掛かりに週末に他の島を訪れたり、帰国の際も便利です
セブ島
特徴
美しいビーチを有し観光地としても有名です。
自然豊かな環境でリラックスしながら学ぶことができます。
勉強の他にも自由時間にはビーチの散策、マリンスポーツ、ダイビングやアイランドホッピングなど、様々なアクティビティを楽しむことができます。
多くの語学学校があり、施設や費用、カリキュラムなどを比較検討して学校を選ぶことができるでしょう。
また、驚くほど豪華な施設の学校があるのもセブならではといえそうです。
長所
- 勉強とリゾートライフを両立できる環境が整っています。
- 観光地でもある為フレンドリーな地元の人々と交流しやすいといえます
- 生活費が比較的安く、費用対効果の高い留学が可能です。
- 多くの語学学校があり、特にスピーキング力を重視した教育が行われています。
バギオ
特徴
バギオは「夏の首都」として知られ、年間を通じて涼しい気候が特徴です。
軽井沢のようなところとも良く言われるように避暑地であったために比較的富裕な人々が昔から涼しさを求めて別荘を建てたり旅行に来たようなところなので環境も良いです。
快適な気候で勉強に集中しやすい環境です。
山々に囲まれ、美しい自然景観が楽しめます。リラックスできる環境です。
また、 多くの大学や教育機関があり、学びの場として充実しています。
長所
- 集中学習環境: 涼しい気候と静かな環境が、集中して学ぶのに最適です。
- 経済的: 生活費が比較的安く、費用対効果が高い留学が可能です。
- 英語教育の充実: 多くの質の高い英語学校があり、効率的に英語を学べます。
- フレンドリーなコミュニティ: 地元の人々が親切でフレンドリーであり、快適に生活できます。
クラークシティ
短所
- 国際企業や高級住宅が多く、一部のエリアでは生活費や家賃が高いことがあります
とはいえ欧米や日本と比べればまだまだ割安感があるといえるでしょう - 商業施設や開発が進んでいるため、一部のエリアでは自然環境が少なく、リラックスできる場所が限られることがあります。また、比較的内陸に位置する為フィリピン=美しいビーチを想像して来ると期待外れということになります。
- 文化的多様性の欠如: 国際ビジネス環境が主流であるため、フィリピンの伝統的な文化や風習に触れる機会が少ないかもしれません。
セブ
短所
- 観光地の喧騒: 観光客が多いため、一部のエリアは騒がしく、集中して勉強するのが難しい場合があります。
- 治安の問題: 観光地であるため、スリや詐欺などの犯罪が発生することがあります。特に夜間の外出には注意が必要です。
- 交通渋滞: 特に市内中心部では交通渋滞が頻繁に発生し、移動に時間がかかることがあります。
- 高コストの一部エリア: リゾートエリアや観光地の近くでは、生活費や家賃が高めです。
バギオ
短所
- 交通の便の悪さ: バギオは山間部に位置しており、主要な都市や空港からのアクセスが不便です。長距離バスや車での移動が必要になります。
- 気候の変動: 涼しい気候が特徴ですが、雨季には頻繁な降雨があり、湿度が高くなることがあります。
- 限られた娯楽施設: 大都市と比べて娯楽施設やショッピングモールが少ないため、娯楽の選択肢が限られます。
- 学習環境の競争: 教育都市として有名なため、多くの学生が集まり、場合によっては学習環境が競争的になることがあります。
まとめ
それぞれの地域には素晴らしい利点がある一方で、以下の欠点も考慮に入れて留学先を選ぶことが重要です:
- セブ: 観光地の喧騒や治安、交通渋滞、高コストの一部エリア
- クラークシティ: 生活費の高さ、商業化、無機質、フィリピンらしさが感じられない
- バギオ: 交通の便の悪さ、気候の変動、限られた娯楽施設
自分の留学目的やライフスタイルに最も合った地域を選ぶ際に、これらの要因を考慮してください。
どちらの地域も素晴らしい留学先ですが、選ぶ際には以下の点を考慮すると良いでしょう:
- 国際的視点を養い勉学へ集中するならクラーク: 国際ビジネスに関心がある場合や勉強に集中したい場合はクラークが適しています。
- リラックスした環境で学びたいならセブ島: リゾートライフと学習を両立させたい場合、セブ島が理想的です。
- 涼しい気候と集中学習環境を求めるならバギオ
最終的には、自分の留学の目的やライフスタイルに合った地域を選ぶことが大切です。
さいごに
勉強に集中したいのでクラークについてもう少し詳しく知りたいと思った方は