植村明美
厚生労働大臣賞を受賞したCOFFEE PAPERは、南三陸ののぞみ作業所さんに全国から善意で集まってくる牛乳パックを丁寧に分解してつくられる手漉きの再生紙です。
その牛乳パックが現在、不足気味ということで、このたび牛乳パック回収ボックスを設置いたしました。
CPP(COFFEE PAPER PRESS)のメンバーで、COFFEE PAPERを紙成屋と共同開発したHUMORABOさんが届けてくださいました。
早速組み立てましたよ~。
できあがり!
休憩室の冷蔵庫の隣のスペースに設置しました。
この回収BOXも牛乳パック再生紙でできているんです。
故に、水がかかったりすると形が崩れてしまうので、必ず洗って乾かした牛乳パックを入れていただき、BOXには水をかけないようにご注意くださ~い。
牛乳以外のジュースやお酒などが入っていたものでも、紙パックであれば問題ありません。ただし、容量が500ml、1000mlのものに限り回収したいので、200mlなど小容量のものなどは入れないようお願いいたします。
集められた牛乳パックは、まず、硬いところを切り取り、コーティング部分を丁寧に取り除きます。
ふわふわのこの紙だけの状態にするため頑張って作業します。
大きなものはシュレッダーでさらに細かくし、その細かくなったふわふわの紙を水に溶かして原料の完成。
このまま紙にするとミルクペーパーに、この段階で珈琲の出涸らしを入れて色付けするとコーヒーペーパーになります。
型に流し込みていねいに取りだした後、水をしぼり乾燥させます。
こうしてできあがった紙に紙成屋が活版で印刷した栞。
栞などを販売したお金でのぞみ作業所に珈琲を送って飲んでもらい、その出涸らしでコーヒーペーパーがまた作られます。牛乳パックも珈琲もずっと巡っていくのです。
あ、もう入っていますね。きちんと開いて洗浄、乾かしてからBOXに入れてくれています。ありがとうございます!
ご協力よろしくお願いいたします!