植村明美
スポーツ雪合戦
冬の朝目覚めると、一面に雪が積もっている。
子供のころのあなたなら、キラキラした雪に心躍らせ、
「よっしゃ~!雪合戦やるぞ~!」と思うかもしれません。
そう。雪合戦は、雪の多い地域でない限り、雪が沢山降り積もった時だけに楽しむことができる貴重な遊びというイメージ。
ところが、です!
遊びと思っていた「雪合戦」ですが、公式ルールもあるスポーツ競技
スノーボールストライクス
SNOW BALL STRIKES
として確立しているのです!
しかも、真夏にもできるんですって!!
誰もが参加できる「スポーツ雪合戦」は日本全国に広がり、1993年に一般社団法人「日本雪合戦連盟」が設立されました。
そして、このスポーツ雪合戦を世界的に普及させ、2030年代までにオリンピック正式種目への採用を目指している会社が、五反田にあるんです。
その会社がこちら
株式会社ぶーにゃんコミュニケーションです。
ぶーにゃんコミュニケーション
なんと、ぶーにゃんコミュニケーションでは「真夏に雪合戦!」を合言葉に、いつでもどこでも雪合戦ができるサービスを届けてくれるんだそうです!
夢がありますね♪
でも、何で雪合戦の会社をすることになったんでしょう。
聞きたいこと、知りたいことが沢山あったので
早速、ぶーにゃんコミュニケーション代表取締役の
後藤様に直撃してお話を伺ってきました!
GoodCross(以下G)「どうして雪合戦を事業にしようということになられたんでしょうか。」
ぶーにゃんコミュニケーション(以下B)「スポーツ雪合戦は既に30年の歴史があります。
北海道の壮瞥町(そうべつちょう)、ここは昭和新山の麓に広がる町なんですが、
この辺りと新潟が発祥と言われています。
ぼくは新潟にスキーに行ったとき、リフト待ちをしている間に下で何かやっているな、面白いな、と思ったというのがスポーツ雪合戦を初めて見た時の記憶です。
その後、スポーツに関係した仕事にしたいというふうに考えたのですが、元々自分がやっていた野球はもう仕事にするには飽和状態だということで、ではどうするかということで考えていたとき、スポーツとしての雪合戦を思い出しました。
雪合戦で地域おこしができるということや、誰もが楽しめるということがひとつ。そして誰もができるし、やりたい人は沢山いるけれど雪が無い、という事実があること。
そこをクリアにしていって、スポーツとしての雪合戦を広めようということを考えました。
そして将来的には冬季オリンピックの正式種目として採用されることを目指しています。
それにはまず、このスポーツ雪合戦、
「SNOW BALL STRIKES」という名称をつけたんですが、これを世界中に広めていかないとならない。
その為には、都会でもっと雪合戦してもらわないとならない。
今までは、夏場や雪が無い地域では、模擬球といってテニスボールにガムテープをグルグル巻きに巻きつけたりしてやっていたんですね。でも、これじゃあ痛いし、やっぱり面白く無い。
それでどうするかってことになるんですが、夏山に残っている雪を運ぶという手もありますが、これは費用がかかりすぎる。
人工降雪機を使うというやり方もありますが、これも費用がかなりかかるし、設備や色々な面で大がかりになってしまう。スノーマシン1回動かすと50万円はかかります。
それで、他にいい方法が無いか考えたところ、大きなかき氷の機械に特殊な歯を付けて氷を削ると雪に近いものができるということがわかったんです。この方法を使って雪を作れば雪が無い地域の人たちや、夏場でも雪合戦ができるんです!
さらに、この人工の雪で雪球を作るんですが、この雪球も、公式のルールでは1度の試合で270個も作らないとならない。
しかも従来の雪球製造機では作るのが大変でした。現在、女性でもこれまでの半分程の労力で作ることができる製造機を試作中です。
『いつでもどこでも、そして誰でも楽しめる雪合戦』を目指して技術や用具の開発も同時に進めています。
今では、こういった雪合戦の出来る用具のセットを海外のリゾート地などに販売していくということもしています。」
G「変わった社名ですが、このぶーにゃんというのはどういう意味なんでしょう?」
B「ぼくが飼っていた、でぶ猫の名前です。
10kgもあったんですよ!
この猫がとっても陽気で誰とでも仲良くなれる猫でして、他の猫がいじめられていたら、助け てあげたりもしていたんです。
その猫のように、皆から愛される存在になりたいということと、
雪合戦は人と人とのコミュニケーションを図れる、ということでこの名前を社名にしました!」
SNOW BALL STRIKESとは
G「さて、ぶーにゃんコミュニケーションが広めている「雪合戦」は遊びではなく、スポーツとしての雪合戦、「SNOW BALL STRIKES」です。
どんなルールの競技になるのでしょう。」
公式ルール
B「スポーツ雪合戦は7人制です。
4人はフォワードで動ける範囲に制限があります。
3人はバックスで動きに制限なく、オールコート移動ができます。
ざっくり説明すると
3分3セットマッチ。2セット先取で勝ちとなります。
雪球は1セット90個となり、試合前に180個をチームで予め作っておきます。
相手チームのコートにあるフラッグを抜くか、
相手チームを雪球で全員倒したら勝利となりますが、
相手コートに同時に4人入っていると負けとなります。」
詳しくはコチラ
超キモチイイ~!真夏の雪合戦
G「すごく暑いところでの開催も可能なんでしょうか。例えば沖縄とか・・・」
B「沖縄では未だしたこと無いんですが、今年は台湾でデモンストレーションイベントを行う予定があります。
去年は8月の気温34度の中、盛夏雪合戦を開催したんですが、気温が34度でも、雪球を作ると周りは26度くらいになるんですよ。あたっても気持いいし、本当に涼しくなって、好評でした。
3セットで20分位で試合終了するので、作った雪球も溶けません。」
こちらが実際の盛夏の雪合戦のときの様子です!
なかなか迫力がありますね!
そして、本当に気持よさそう~
目指すはオリンピック正式種目採用!
G「2030年までに冬季オリンピック正式種目採用を目指しているということですが、今後の展望などをお聞かせください。」
B「オリンピックの種目に採用されるためには、3大陸、35カ国で競技されていないとなりません。最近、中国が入って14カ国で競技されるスポーツとなりました。
先ほどお話したように、今年は台湾でデモンストレーションイベントを開催する企画が進行していますし、フィリピンなどでも開催できたらと思っています。海外にどんどん広めて行きます。そうなったらいいな、ではなくてそうしていきます。
そして国内では2020年、東京オリンピックの年に、銀座で雪合戦をするというのが目標です。
また、現在、企業のチームビルディングの研修としても取り入れられているのですが、これが非常に有効ということで重要は高まると思っています。
サッカーなどですと、経験者がまあまあの人数いますから、そういう人がリーダーになって仕切ってしまうけれど、SNOW BALL STRIKESであれば、全員が初めて経験するルールであるので、フラットな状態で状況を見られる。
単に、フラッグを抜く、相手を倒すのではなく、最大3人しか相手のコートに入れないということもあるので、声をかけあったり、コミュニケーションがとれないといけませんからね。
更に、競技人口を増やすに欠かせない、審判の育成にも力をいれたいと思っています。
2月にも都内でC級審判講習会を開催します。現在のところ、個人の方のお申し込みは受けておらず、対象は企業の人事または広報担当者、経営者などになりますが、興味があれば、是非受講していただきたいです。」
1月15日投げ初め!雪合戦教室にあなたも参加しませんか?
さて、SNOW BALL STRIKES のことも、
ぶーにゃんコミュニケーションについても色々わかったところで、
百聞は一見にしかず!
実際にスポーツ雪合戦に参加してみませんか。
2017年の投げ初め、初めての雪合戦教室ということで
1月15日、東京都町田市の町田シバヒロにおいて、
ぶーにゃんコミュニケーション主催の雪合戦教室が開催されます!
今回はお子様向けの教室と、親子で参加できる雪合戦となり、
富士山から天然の雪を持ってきての開催です!楽しそう~。
参加費はなんと500円!この機会にお子様と参加されてはいかがでしょう?
申し込みは1月12日までなのでご興味ある方はお急ぎください~。
また、雪合戦のルールに基づくチームビルディング研修のファシリテーターも募集中です。
詳しくはぶーにゃんコミュニケーション株式会社
info@olympic-yukigassen.net までお問いあわせください。
これから雪合戦
スノーボールストライクスが
競技として日本中、世界中にどんどん広まっていき、
皆に愛されるスポーツとして
2030年代に冬季オリンピック正式種目として採用される過程を
私たちも見届けたいと思います。
お空から、ぶーにゃんもきっと見守っていると思います!
ぶーにゃんコミュニケーション株式会社
住所:〒141-0022 東京都品川区東五反田2-8-5 KNビル5階
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