植村明美
日月譚。台湾の真ん中あたりにある台湾最大の湖であります。
湖の北側が丸く太陽の形、南側は月の形になっていることからこの名前がつけられたと言われており、蒋介石の別荘もあったという台湾随一のリゾート地だけあって素晴らしいホテルも沢山あります。
以前平日の定義の記事
を書く際に「平日 宿泊料金」と検索したところ、何故か
のホームページがヒットしまして、そのホテルの料金ページに
旧正月、12月31日および万人泳ぎの日(1万人スイム)は特別料金となっているのを発見。
「万人泳ぎ」という言葉に俄然興味が湧いて調べることにしました。
特別料金なんだからこれは台湾の祭日で国民みんなが泳ぐ日とか日月譚の大きなお祭りとか、とにかくこの湖に人が押し寄せる日に違いありません。
何より、日本語に直訳した言葉とは思いますが「万人泳ぎ」って何ごと?
早速調べ出したところ、どうやら日月譚を泳いで渡る遠泳大会の日らしいということがわかりました。
普段は遊泳禁止の日月譚ですがこの日だけは泳ぐことが可能です。
湖の北側朝霧埠頭から南の伊達邵集落までの3.3Kmを泳ぐのですが、スピードを競うものではなく、あくまで健康増進、周りの景色を楽しみながらというのが目的の大会。出場資格も10歳以上の健康な男女ということになっています。
必ず浮き輪などの浮き道具を身につけることが義務付けられており、しかも50m毎にライフセーバーが待機する救援所が設けられているということで、さすがは万人泳ぎの大会。安心して参加できそうです。
で、2万人もの人が一斉に泳ぐものですから、泳ぐというより、ぷかぷか浮遊しながら進むといった感じのようで、出場者の感想としては「船酔いのようになる」人もいるらしく、う~ん。それでも参加したい魅力のある大会なんでしょうね。
現在では台湾国内のみならず、日本など海外からの参加者も多くいるということで、東京マラソン遠泳台湾版、みたいな感じでしょうか。
因みに普通に観光する人向けの情報には「この遠泳大会の日には、宿泊施設のみならず、日月譚のどこもが大混雑するので、日程を調整して避けるように」という注意がしてありました(笑)
そりゃあそうですよね。
ホテル代は高い、混雑している、おまけに風光明媚な湖は何故かこの日だけイモ洗い状態で人がいっぱい泳いでるんですから。
その他にも日月譚ではカヌーマラソン、日月譚九族さくら祭り、日月譚環湖マラソンなど色々なイベントが年間を通して開かれていますし、美味しい食べ物屋さんもたくさんあるし、何より景色が本当に美しい。しかも標高が高いところにある湖なので涼しく過ごせるようです。
台湾旅行といえばまずは台北ですが、台中にも行ってみたくなりました。
そんな注目の台湾で開催されるコーヒーとアートのイベントに弊社紙成屋 が今年12月に招待されています。
どんなイベントなのか、どんな風に参加するのか私達も楽しみにしています。
世界にはまだ他にも面白いイベントが色々あるんでしょうね。面白いイベント知っているかた、見つけた方いらっしゃいましたら、是非お教えください。
さて、日月譚の遠泳大会は毎年湖の名前にちなんで仲秋の名月の時期に開催されます。今年は今週末16日に開かれるようですよ。
日月潭横断遠泳大会
開催日時
2018年9月16日(日) 06:00~14:00〔会場〕
http://www.pulifourswim.tw/ (中国語)
画像:日月譚国家風景区公式サイト
写真提供、出典
参考およびその他出典
旅々台湾.com 日月譚国際萬人泳渡
Sun Moon Lake Hotel 日月譚代販店