植村明美
新型コロナウィルスの感染拡大を抑止するため、4月より外出が自粛となり、経済もこれまでにない打撃を受けました。
国民全員に1人あたり10万円給付ということになり、様々な議論はあったものの、それが一番スピーディーに困っている人のところに行きわたるということで納得したはずではありましたが・・・。
給付金はもう振り込まれたのか、どう使うのか、広報宣伝班が社内でアンケートをとってまとめてみました。
アンケートの回答期間は2020年の6月17日より30日まで。回答したのは、アルバイト、パートを含むグッドクロスで働く20代から60代までの男女50人。
早速、結果を見てみましょう。
まず男女比から。
男女の割合は男性19人女性31人。
次に年代です。
年代は20代が13人、30代が17人と多く、40代は10人、50代は7人、60代は3人と、グッドクロスは実は若さに溢れ、女性が多い職場だったのでした。
さて、ここからが本題。
既に給付金が振り込まれた人はどのくらいいるのでしょう。
はいと答えた人は34%。66%の人が未だという回答でした。
因みに、品川区のホームページを見てみると、申請の受付は87.2%、給付した割合は37.2%(2020年7月3日)ということなので、グッドクロスアンケートでわかった数字と近いことがわかります。
62%の人が世帯主との回答ですが、そのうち17人が1人暮らし、また夫婦(パートナー)だけの2人暮らしも17人です。これは従業員に若い世代が多いからかもしれません。
66%の人が未だ受け取っていないと答えた給付金ですが、実際受取った時の使いみちはどうなのでしょうか。
毎月の家計で足りない分の補填という答えが最も多く、16人、32%の人が答えています。
どの年代にも、月々の足りない分を補填すると答えた人はいましたが、30代が9人と突出しています。また、住宅や車のローンの支払いと答えた人も30代が6人と最多で、毎月の足りない分を補填し、かつローンも支払うと回答した人の割合も多かったです。
やはり子育て世代で一番お金が必要となる時期ということでしょうか。
欲しいものを買うという人が一番多かったのは40代。日々の暮らしにも余裕がでてくる年代だからでしょうか。旅行や趣味に使ったり、その他を選んだ40代も、投資など自分が好きなことに使える余裕を感じます。
今大変な30代もあと何年かすれば少し余裕が出てくるということでしょうか。
また、未だ独身の人が多いと思われる20代は、ローンの支払いと回答した人はやはり1人と少なかったです。欲しいものを買う、旅行と答えた人が3人づつ。
ただし、40代との違いは全額、または一部を貯金という回答が多いこと。欲しいものを買ったり旅行したりと、好きなことに使いながらもしっかり貯金という今どきの若者の気質を垣間見ることができるようです。親御さんと同居の人では、自分には決定権がないという人も。
欲しかった物を購入すると答えた人の、具体的に何を買うかは色々と商品が分かれましたが、服飾品、電化製品と答えた人が数人おり、しかも電化製品はダイソン社製と名指しであることが共通しています。
今回の給付金についての意見としては
「ありがたいが何故こんなに給付まで時間がかかるのか」
「マスクといい給付金といい本当に困っているときに困っている人にいかない」
「マイナンバーカードをもっていて良かったと思ったが、結局書面で手続きをした」
「オンライン申請をしようと思ったが結局できなかった」
「本当に困っている人は10万円では足りないし、困っていない人には全く必要ないのでは」
「とにかくありがたい」
という意見が多く寄せられました。
皆さんは10万円、受取りましたか? そして、どう使いますか?