植村明美
賛否両論あり、利用する人しない人色々なGotoトラベルキャンペーンですが、実際どうやって利用したらいいのかわからないという人もいるようなので、今回は簡単にその利用方法をご案内します。
旅行費用は35%割引
追加情報:Gotoトラベルキャンペーンは、宿泊のみの予約の場合、旅行会社によっては既に35%割引、1泊上限最大2万円を修正し、1泊につき最大3,500円などに修正されている場合がでてきています。
また、訪問する地域によっては受付を終了したり、間もなく終了するといったところも出てきているようです。各旅行会社、サイトのGotoトラベルキャンペーンの注意事項をよく読んで確認するようにしてください。
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このキャンペーンを利用すると旅行費用は35%割引となります。1泊以上の宿泊を伴う旅行では1泊につき最大2万円、日帰りでは7,000円が上限となります。
プラス、10月1日からは地域共通クーポンが配付されることになりましたが、こちらは旅行代金の15%にあたる額が発行されるので、旅費とクーポン併せると旅費の半額が補助されると謳われています。
利用方法
個人の場合、一番簡単な方法は旅行会社経由で申込みをすることです。旅行会社のサイトや店頭に出向き申込みます。
ただし、旅行会社によって割引を受ける方法や発行されるクーポンの種類も違いますので注意が必要です。
たとえば一休.comやじゃらんのサイトでは申込時にGotoトラベルキャンペーンを利用するというチェックが入っていることを確認すれば適用されますし、JTBのサイトでは先にクーポンを取得する必要があります。
JRを利用したフリーツアーなどJTBや日本旅行では豊富に用意されていますし、HISであれば飛行機を使った沖縄や北海道などのツアーがたくさん用意されています。関西方面であれば近畿日本ツーリストや阪急交通社が強いと言われていますし、旅行会社それぞれに強みがあります。
また、宿だけ申し込んだ場合は、35%割引かれるのは宿泊代のみとなり、交通費は割引対象外です。自家用車で出かける場合はそれでOKですが、電車や飛行機も割引いて欲しいという場合はJR+ホテルや飛行機+ホテルという手配をしているサイトやツアー、パックを申し込む必要があります。
自分のニーズにあった会社を選んでそこから申し込むのが良いでしょう。
地域共通クーポン
さて、地域共通クーポンですが、こちらは申し込んだ旅行会社(サイト)または宿から発行されます。
日帰りでは旅行当日のみ、宿泊の伴う旅ではチェックイン当日とチェックアウトする日の23:59まで、宿のある地域とその隣接する地域で利用が可能です。
例えば新潟県に宿泊すると、新潟県のほか山形県、福島県、群馬県、長野県、富山県で使用できます。
そしてクーポンには紙と電子の2種類があるのですが、問題はここです。
紙と電子、使う側では発行形態を選べないのです。発行する会社(サイト)によって紙か電子かが決まっていますので、予め調べておく必要があります。
私ウエムラは10月に入った週末、Gotoトラベルキャンペーンをなんとしても使ってみたくて1泊旅行に行ってきました。私は一休.comを使ったのですが、今回は車ででかけることにしていたため、宿泊施設のみ探したかったことと、Gotoトラベルキャンペーンを利用するというチェックが入っていれば割引かれた価格で決済されるという点がわかりやすかったためです。
ただ、地域共通クーポンですが一休は電子クーポンのみの発行です。
調べてみたら、殆どの会社は電子クーポンで、私が調べた限りでは紙で発行するのはじゃらんとJTBの店頭申込のみ。
じゃらんは紙でのみ発行されますが、QRコードを提示して1泊目に泊まるホテルで紙を発行してもらうという方法ですので、発行にはスマホが必要です。
JTBはサイトで申し込んだ人は電子タイプの発行のみ。紙のクーポンがいい人は店頭で申し込む必要があります。アナログタイプにはアナログな紙で、デジタルがいい人はそれでということなんでしょうか。
とにかく、旅行者は自分では紙か電子かの発行形式を選べないのでそこでも旅行会社を選択する必要があります。
そして現地に行ってみると、使えるお店はある程度限られています。そして圧倒的に紙のみ利用可という店舗が多い! 殆どの人がスマホで利用すると思うのでもっと電子クーポンを利用できるお店が増えると便利なんですが・・・。
ただ、さすがにサービスエリアでは電子、紙どちらも使えるところが多いので、そこでお土産を買って使い切りました。
電子クーポンの使いかたは、当日の15時以降(場合によっては19時以降)からアクセス可能になる電子クーポンサイトにアクセスします。このサイトのURLは旅行会社からメールなどで送られてきます。
そこに必要事項を入力すると使用できる残高が出てきます。
使える単位は1,000円、2,000円、5,000円でお釣りがでないので、発行するクーポンの額面を選び入力するとQRコード読込みというボタンが出るので、そちらでお店のQRコードを読み込めばOK。読み込めない場合もありますが、お店のQRコードの下に書かれたパスコードというナンバーを入れれば大丈夫です。
こちらよりも電子クーポン使えるお店のほうが、もう既に慣れているので教えてくれることが殆どです。
あとは宿泊を素泊まりにして食事でクーポンを使うという手もあるのですが、こちらも私が宿泊したホテルでは紙しか使えないということでした。
日本、紙、強い。
まとめ
・旅行会社のサイトや店頭で申し込みが簡単
・各社の強みや特徴を理解し自分にあった旅行会社を選ぼう
・地域共通クーポンは電子と紙の2種類があるが、自分では発行形態を選べない
・紙のクーポンを利用したい場合はじゃらんのサイト又はJTBの店頭で申込み
・スマートフォンをもっていなかったり電子クーポンの利用が不安な方はJTBの店頭での申込み一択。店舗で紙クーポンをもらうのが1番わかりやすいと思われる
・クーポンは宿泊する当日と翌日(チェックアウト日)、宿泊地および隣接の県内の登録店舗で利用できる
・共通クーポンを利用できる店では店頭(入口やレジ横など)にポスターとクーポンの種類(紙か電子か)を掲げている。事前に一覧のPDFから確認もできる。
このキャンペーン、旅行自体もクーポンも初めて使うときには少々戸惑うものの、訪れる側も迎える側も感染予防にしっかり気をつけて自分に合った方法で上手に使えば、楽しみながら経済を回すお手伝いもできるのかなと思いました。
目的は観光業界、旅行会社や旅館、ホテル、お土産もの屋さんなどを応援するものですからね。
そんなこんなでGoto Eatも始まったので、こちらも体験してみないとわからないことを理由にして、ちょっとトライしてみようと思います!