後藤 真理子
秋の行楽シーズン到来。新型コロナウイルスの感染防止を心掛けながら、グッドクロスでBBQをすることになりました。
時間も人手もあるため、普段作らないような手の込んだ料理に取り組めるのがBBQ。のんびり、くるくるとバウムクーヘンでも作りましょう! と提案をしたところ「いや、手回しなんてムリムリ。自動で回そうよ」と、原田社長のお言葉(社長はメダカ飼育の自動化ガチ勢です)。
そう言われてみると、単純作業って飽きますからね。始めのうちは皆に興味を持たれても、最終的にぽつんと一人でくるくるしている寂しい姿が目に浮かびます… 残されたのは使命感か義務感か… こりゃいかん! と、慌てて自動回転ロースターを工作することにしました。
自動回転ロースターの材料
材料は以下の通り。
・タミヤ:楽しい工作シリーズ No.189ミニモーター低速ギヤボックス (4速)
・タミヤ:楽しい工作シリーズ No.151 単3電池ボックス 2本用 スイッチ付
・タミヤ:楽しい工作シリーズ No.105 3mmシャフトセット
・有孔アルミステー 数種類
・かまぼこ(板を使用)
・めん棒
・バーベキュー網
・ネジ・釘 数種類
さっそく、作ってみよう
自動回転ロースターの心臓部となる動力には、タミヤのミニモーター低速ギヤボックスを使用しました。ギヤの組み換えでギヤ比を4段階に変えられます。一番低速であるギヤ比661.2:1にすると、回転数が9rpmとなり、バウムクーヘンを焼くのにちょうどよさそう。
ギヤボックスと電池ボックス(3V直列)とを繋いで、念のため端子をはんだ付けしました。屋外での使用に耐えるよう、強度にはこだわりたいところ!
かまぼこ板登場
ここで、子供たちの工作の強い味方、かまぼこ板の登場です。お金を出して工作の材料を買う、という発想がなかった幼少期から、何年経っても変わらずにいてくれるその姿。サイズ、厚み、ねじの食い込み、どこを取っても最高です。
オモテ面にギヤボックスを、ウラ面に電池ボックスを固定しました。
さて、問題は、動力をバウムクーヘンの芯となる「めん棒」にどうやって伝えるか、という点です。ギヤボックスの出力となる六角シャフトをめん棒に差し込んで固定すればいいんだけれど、シャフトは直径3mmと極細なので、うまく固定しないとすぐに空回りしそう… ここで悩んで、丸一日寝込みました…
しかし答えはやはり、タミヤのサイトに! 「タミヤ3mmシャフトセット」に含まれる「クランクアーム」です。回転運動を直線運動に変換するのに使われるパーツですが、これをめん棒側に固定すると、シャフトの軸受けとして活用できます。ということで、追加購入。
直径38mmのめん棒にはビスを2点留めするスペースがなかったので、ビス1点+ねじ2点で3点留めしました。
アルミステーで支えて、完成です!
試運転の様子はこちら↓
これは… いけそうじゃないですか?
ドキドキの実運用は、後編へ続きます。
後編はこちら:BBQで活躍! 自動回転ロースターでバウムクーヘン焼いてみた【後編】
おまけ
弊社は東京都の五反田にある名刺印刷所です。
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