
皆様は177天気予報電話サービスを利用したことはありますか。
「177」とダイヤルすれば天気予報をお知らせしてくれるサービスで、予想発表気象台、日時、注意報や警報、予報、降水確率、予想気温、実況、満潮時刻といった情報を知ることができます。
177誕生のきっかけ
実はこの天気予報サービスは、テレホンサービス第1号として誕生し、1954年9月からの試行を経て、1955年1月1日からスタートしました。
1946年に設置された中央気象台天気相談所(現・気象庁天気相談所)が電話対応を始めたところ、問い合わせが増えて職員が多忙になったため、日本電信電話公社(NTT東日本・NTT西日本の前身)に依頼してテープレコーダーと電話機を直結させたシステムを開発したのが始まりです。
電話番号の変遷
NTT東日本が公開している情報にもある通り、当初は一般の電話番号だった天気予報サービスは、1964年3月には177に統一。
「イイ テンキニ ナレナレ」という覚え方ができるということで177の番号が割り振られました。
<天気予報サービス提供番号>
1954年9月~ 商用試験開始
9月1日 東京 一般の電話番号
9月22日 東京「222」
11月3日 名古屋「501」
11月15日 大阪「222」
12月1日 京都「288」、神戸「499」
1964年3月~ 提供番号を「177」に全国統一
親しまれてきた177
このサービスのメリットは手軽にスピーディーに電話で天気予報を知ることができること。
また、今いる地域以外の天気予報も「市外局番+177」をダイヤルすれば確認することができることが挙げられます。
しかしながら、近年はTVやスマートフォン、インターネットの普及により、気象情報の確手段が多様化し、そもそも固定電話の利用数も減少していることから2025年3月31日23時59分を持って提供が終了することになりました。
終了前にぜひ、聞き納めをしてみてはいかがでしょうか。
電話代行はテルトルにおまかせ
当社はテルトルというコールセンターも運用しており、24時間365日対応しています。
プロの対応で日々受電を行っているので、ご興味のある方はぜひ、テルトルのサイトもご覧ください。
参考:国土交通省 気象庁(NTT東日本・NTT西日本による177天気予報電話サービスについて) / NTT東日本(テレホンサービスの第1号「天気予報サービス 177」開始から半世紀~歴史とエピソードあれこれ~)