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社員日記
2018.10.15
今月(2016年5月)から、YouTubeに「バンパー広告」という新しい形式の広告が加わります。
「バンパー広告」は、動画を再生する前に表示される6秒間の広告で、スキップできないという大きな特徴があります。スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末ユーザーを対象に、配信されるとのことです。
YouTubeで動画再生前に流れる広告を「インストリーム広告」といいますが、その中でもよく見かけるのは、開始5秒で「広告をスキップ」というボタンが現れ、広告を飛ばすことができるタイプ。
これらの広告を比較してみましょう。
特徴 | バンパー広告 | スキップ可能な動画広告 |
---|---|---|
再生時間 | 6秒 | 12秒~3分程度を推奨 |
スキップ | 不可 | 5秒後から可 |
対象メディア | モバイル端末 | PC・モバイル端末 |
つまり、新たに導入されるバンパー広告とは、「最後まで見てね。その代わりにうんと短くしたから」という広告なわけです。
最初にこのニュースを見たときは、「スキップできない」というところに反応して、「最悪…」「おのれYouTubeめ…」「これから動画はVeohで見てやる!」と、スマートフォンをブンブン振り回してひと暴れしました。
でも、よく考えてみると、広告が流れるのはほんの6秒なのです。
従来の広告で、「広告スキップまであと○秒…」と、動画右下のカウントダウン表示を睨みつけている5秒間というのは、ものすごく非生産的ですよね。当然広告の内容も頭に入ってきません。スキップボタンをクリックするのも煩わしい。
それに比べたら、6秒間だけ、企業のメッセージとマーケティングのノウハウが詰まった広告を眺めてから、目当ての動画を観賞するのもいいんじゃないでしょうか。
広告というのは、本来嫌なものです。しかし、制約から生まれる工夫があると思います。
6秒という制限は、広告を簡潔で面白いものにしてくれるんじゃないか、と、期待しています。