内田絵梨
9月16日早朝。
社長ハラダは、言い知れぬ不安に目を覚ました。
時計の針は6時00分を指していた。
そわそわとメールを確認する。
結果はまだ来ない。
東京マラソンの抽選発表から早くも2週間が過ぎてしまいました。
グッドクロスから当選者が出たのかどうか、気になっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?いらっしゃったら嬉しいな!
今回は9月16日に社内で起こった悲喜こもごもを前後篇に分けてダイジェストでお送りいたします。
ぶっちゃけ前篇のBGMは小田和正さんの『あなたに会えて本当によかった』がぴったりだと思います。
BGMを脳内で流しながらお楽しみください。
結果発表
社長ハラダ絶対に当たらないと信じてのエントリー。中学マラソン大会では身体に小銭をセロテープで貼り付け、自動販売機でジュースを飲み(もちろん禁止事項)さぼり、ラストでゴールが通常の形。 |
冒頭にもあったように、遠足前の小学生よろしく早く目を覚ましてしまった社長ハラダ。
早朝にメールの通知確認を幾度となく繰り返し、「役所は、8時からだもんな」と自分を納得させていた社長ハラダ。
8時を過ぎても通知が来ないことに焦る社長ハラダ。
受験発表日以来の緊張感だと言っていた社長ハラダ。
まっきー(コールセンター)若手一番の期待の星。週に数回はジムに通いエイプリールフールには社長の虚構の身体を提供した肉体の持ち主。 実は歌手活動もしている。 |
東京マラソンを一番走りたがっていたまっちー。
前回の記事でれいこ山(サン)に「まっきー」と誤記されていたまっちー。
「抽選結果がメールで届いているので、確認している様を撮影させてください」と言う言葉に目を白黒させていたまっちー。
当選しているのではないかと「まじで?!」を繰り返していたまっちー。
ぐちさん(顧問)ベテラン一番の期待の星。舞台暦5年、マラソン暦28年、自らの舞台のために10キロ体重を落とし今に至る。。。 |
ぐちさんは最も安心して応援できるランナーでした。
毎朝走りこんでから出社するという荒行(私はそうとしか思えない)をこなす、凄い人。
あなたが当選すれば、「走れる人に走らせる。神は本当にいるのだなあ」と思えていたのかもしれません。
くまお~(管理部)イタリアをこよなく愛す。スマートな立ち振る舞いから汗だくの走る姿は想像できないが、もしこれをやり遂げたら新境地がひらける!? |
くまお~は当選しないという確信を持って応募した人でした。
社内ではその姿勢に「むしろ当たれ!」と思っていた人が何人いたことでしょう。
なんでもないことのようにさらりと結果を確認する様はまさにスマート。
ウッチー(広報)ブログ留学のススメでは本性をさらけ出しての活躍だが、今回は身体をなげうってのエントリー(広報からの生贄) |
周囲から「当たりそう!」と言われ、ビクビクおびえていたウッチー。
抽選結果を開く際は、意味もなく叫んでおりました。
「走るのは嫌だけど、当たったらおいしいな」と思っていたのは秘密です。
タケさん(情シス)最後の最後まで抵抗しておりましたが、やはり男です。信州生まれ信州育ち、そしてそばアレルギー |
やるときはやる男タケさん。
情シスの代表として、その走りっぷりを皆に見せつけてほしいところでした。
結果を見て、うずくまりながらも、その顔には笑みが。
みっちー(営業)イクメン、イクボス。その昔は髪を立て、腰にはジャラジャラぶらさげた熱いミュージシャンだったらしい。運動に関しては未知数。 |
イベント事が大好きなみっちー。
当選を確信し、様々な表情をしながら撮影に臨んでくれました。
東京マラソンでもあふれるサービス精神で、応援に駆け付けた沿道のグッドクロススタッフを、逆にわかせてくれると思っておりました。
ひでさん(制作営業)ベビーフェイスのロードバイカー。最近は遠出も多くマシュマロのようなほっぺがチョコマショマロに。 |
昨年から転がるようにロードバイク沼にはまったひでさん。
ランニングでも、その脚力を生かし、東京マラソンも完走してくれると確信しておりました。
当選しても安心枠の一人だったひでさん。
ささもん(活版)高校時代は50m走6秒という記録の持ち主だが、数年前に肺気胸で入院。命は大事にして欲しい。 |
その速さとは裏腹に、当たったらグッドクロス総員で心配をするはずだったささもん。
ひそかに救護班を組織されるのではなかろうかと思われていたささもん。
今回は命拾いか?ささもん。
めがね(コールセンター)元吉本興業若手芸人。目標時間2時間5分で申請している。東京オリンピックをめざすつもりか!ただのネタか! |
めがねはシフトの関係で16日はお休みでした。
鍛え上げたリアクション芸を周囲に見せつけるチャンスだったのに・・・。
間が悪いことも含めてネタなのか?
結果は、落選。
れいこ山(総務関係)山ガール。多くは語らず。。。 . |
れいこ山(さん)はこの企画の発起人。
部活のマネージャーのようなサポート力で社内を駆け回ってくれました。
その時点で、役回りは決まっていたのかもしれません。
タナカさん(広報)今回の東京マラソンは個人での応募。美味しい役回りを逃さんとするところは広報の鏡である。 |
実はちゃっかり応募をしていたタナカさん。
受かってたら美味しい役回りすぎたタナカさん。
当日は、結果をメールで送ってくれたタナカさん。
12.2倍のなかでタナカさん含め14人中13人が落選という結果に終わりました。
あれ・・・一人足りない。
ざわざわとする社内。
そして告げられるれいこ山(サン)からの一言。
「実は一人だけ、通知が来てないんですよね。」