TOP / 社員日記 2016.12.22

クリスマスですね♪世界のX’masケーキ事情

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毎年、8月の声を聞くと、あっという間にクリスマスになってしまい、ということはまたあっという間に来年の夏が来て、クリスマスが来て・・・・が早すぎて恐ろしいウエムラです。

ぶるぶる。

そして、クリスマスの予定を聞かれるのを何より恐れ、キリスト教徒ではないことを強調し、クリスマスなんて、という体を装うことが染みついて幾年月。

ああ、クリスマスなんて早く、過ぎてしまえばいいのに。

しかし、あと数日で、ク~リスマスが今年もやあってくる~♪

ので、楽しく気を紛らわせるため

世界の国ではクリスマスはどんなお菓子を食べているのか調べてみました。

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日本のクリスマスケーキの歴史

子供のころ、初めて見たクリスマスケーキは、甘~いたっぷりのバタークリームに、サンタさんの形のこれまた甘いマジパンがのっかっていました。今思うとちっとも美味しくなかったけれど、でもでも、あの、ケーキの入った四角い大きな箱を開けるとき、本当にどきどきして、アラザン(銀色の砂糖の粒粒)が宝石のように輝いて見えました・・・・!

あれから20年!(もっとでしょう)

日本のケーキは進化し、発展を遂げ、生クリームに苺が飾られたものだけでなく、有名パティシェの作る彫刻のような形のものや、チョコレートのガナッシュがたっぷりのもの、ムースのもの、フルーツがたくさんのったタルト、アイスクリームケーキまで、食べたいものを、気分や予算に合わせて買うことができるようになりました。

しかし、クリスマスにクリスマスケーキを食べるという習慣は、日本独自のものらしいということは、もう、かなりの日本人が気づいているわけですが、そもそもケーキ(しかもホールのもの)をクリスマスに食べるということはなぜ定着したのでしょうか。

どうも、それはペコちゃんでおなじみ、洋菓子の不二家さんが広めたようなので、不二家さんに聞いてみたところ、

「はっきりとした確証は無いが、確かに、不二家がショートケーキをクリスマスに食べるということを提唱したという説はある。」ということでした。

そもそも不二家の創業者の藤井林右衛門という人が、アメリカでケーキの作り方を覚えてくるんですが、スポンジケーキにクリーム等を組み合わせた今の日本式に近い「ショートケーキ」を独自に考案したのが「ショートケーキ」の始まりで、これを広めようと、大正時代に発売し、その後昭和30年ごろから、不二家のお店の拡大とともに、クリスマス=ショートケーキを食べるということが広がったという説があるようです。

白いクリームに赤い苺の紅白の色合いも、

おめでたい時=紅白=縁起がいいという、日本人の考えともあいまって、視覚的にも受け入れられたというのがあるようですね。

では、他の国ではクリスマスを祝う料理として、ケーキは食べないのでしょうか?

日本式のクリスマスケーキは食べないようですが、クリスマスには欠かせないお菓子が各国あるようです。それを見ていきましょう。

ドイツ シュトーレン

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レーズンなどのドライフルーツをラム酒などに漬け込んだものやナッツ等とともに巻き込んで焼かれたお菓子とパンの間のようなもの。ごろんとした形で外側は真っ白に粉砂糖で覆われています。

シュトレンとは、ドイツ語で「坑道」を意味し、それはトンネルのような形から由来するそうです。また、真っ白なその様子が、幼子イエスが産着に包まれているように見えると言われているようです。(Wikipediaより)

作り方は発酵した種にドライフルーツとナッツ、レシピによってはシナモンやカルダモンなどのスパイスを入れて成型し、焼きあげたものを、溶かしバターの中にお風呂に入れるように入れ、その後粉砂糖をたっぷり纏わせる、を数回繰り返します。

ですから、見た目の印象よりかなりの高カロリーであることが予想されます。

日持ちがするお菓子で、ドイツでは、クリスマスを待つアドヴェントの期間、毎日少しづつスライスして、食べ進めていき、味の変化を楽しむのです。

 

イタリア パネトーネ

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イタリア語で「大きなパン」という意味がある、パネトーネ種の酵母でゆっくりと発酵させたブリオッシュ生地の中に、レーズン、プラム、オレンジピールなどのドライフルーツを入れて焼いた菓子パン。(Wikipediaより)

パネトーネもシュトーレン同様、長期保存が可能で、イタリアでは、クリスマスのほか、バレンタインやイースターなどにも食べられるそうです。

ふわふわでしっとりしたドーム型の大きなお菓子です。

個人的には、その昔、インスタントコーヒーか何かのCMで、「ミラノの朝はパネトーネで始まる」といったような内容を見て、いつかパネトーネを食べてみたいという気持ちが大きく膨らみすぎ、期待が大きすぎたためか、念願叶って初めて食べたときに、思いのほか普通のパンだったという苦い記憶があります。(個人の感想です)

やはり数日にわたって少しづつ食べたり、切り分けて大勢で食べたり、お祝いの席では、どの国でも大きな物を分けて食べるという習慣があるように見受けられます。

フランス ブッシュド・ノエル

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フランス語で「クリスマスの切り株」を意味するケーキ。

一見複雑な形に見えますが、作り方は意外に簡単で、薄く四角に焼いたスポンジケーキをクリームとともに巻き込み、一部を切り取って上にのせ、切り株に見立てます。全体にクリームを塗ったら、木の年輪や樹皮のように模様をつけて仕上げます。

薪型の由来としては、キリストの誕生を祝い、幼い救世主を護るため、夜通し薪を燃やして温めたことに由来するという説と、ユール・ログという欧州伝統の習慣でクリスマスの前から薪を燃やし、この薪には魔力があり、灰には病気などを払う力があると信じられていたことに由来するという説など、色々あります。

日本でも、クリスマスケーキの定番のひとつとして定着しています。

イギリス クリスマスプディング

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プディングという名前から日本人が一般的に連想する「カスタードプディング」とは、見た目、味、作り方ともに大きく異なります。

イギリスのクリスマスプディングの伝統的な作り方としては、生パン粉と小麦粉、牛脂(!)、卵、砂糖、そしてブランデーに漬け込んだドライフルーツやナッツ等を混ぜて一晩寝かせた後焼きあげます。さらに焼きあげたものを冷暗所で1カ月ほど寝かすことにより、更に発酵によってアルコール分が増すと言われているそうです。

食べる前には再度蒸し直して、フランベしたバター入りのブランデーや、バター入りラム酒などをかけたり、生クリーム等を添えていただくのが一般的。

ウエムラも昔食べたことがありますが、う~ん、なんかものすごく濃厚で酔っ払いそうだった記憶があります。

フィリピン レチェ・フラン

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もともとはスペインのお菓子で、スペイン統治時代に残していったもの。堅めの焼きプリンです。楕円形のプレートで焼かれることが多く、実際は、イラストのものより薄い楕円の場合がほとんどです。砂糖やコンデンスミルクを入れることから、南国フィリピンでもすぐには悪くならず若干の保存性があるという特徴があります。
食べてみたいなあ・・・。

 

さあ、今年もあと数日でクリスマス。(早く過ぎてしまえ~)

そしていよいよ2016年も過ぎようとしています・・・

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