田中 里奈
3度目の挑戦だった。1度の訪店の後、2回連続でお店が貸し切りだったのだ。
そのお店はエレベーター無しのビルの4階にある、五反田の某Bistro。デb…、足腰の弱い方にはキツイ難所にある。今回の食レポテーマは「女性が一人でも行きやすいお店」。料理は美味しいし店内の雰囲気も良かったので、そこにしようと思った次第である。
GC五反田探検隊(食レポ部隊)メンバーの内田隊員と私の前に、ビルはこれでもかとそびえ立っていた。
「今日こそいざ!」
1階分階段を上がり曲がったところで…
へぶわ!!
三度目の正直が、二度あることは三度あるに…_| ̄|○
悲しみに打ちひしがれる暇もなく、田中は脳内で代打となるお店を検索する。。。
と。いう事で訪れたのは、東五反田にある串焼きとワインのお店LiLyさん。
こちらも食レポでご紹介したいと思っていたお店である。店内はオサレ空間で、カウンターもあり店員さんも気さくなので、女性客も多い。(広い禁煙個室もある!)
さて、まずはビールで乾杯。ぐびぐび飲む。苦くてしゅわしゅわしたものは矢張り美味しい。
店主「今日のお通しは、珍しい羅生門イナダの刺し身ですよ!」
「らしょうもんいなだ?」文字はあの羅生門で良いらしい。神奈川県の方の地名だとか。ネットで調べてもなかなかでてこず…。意地になってGoogleさんで探す(笑。どうやら三浦半島の先端、城ヶ島と毘沙門洞窟の間あたりにある地名。羅生門港という港があるようで、その港で捕れたイナダなんですねぇ~。鰤ほどまで脂っぽくなく、さっぱり。身も締まっていて美味しい。個人的にはブリより好きな味。毎朝店主が河岸に仕入れに行くので、LiLyさんのお刺身はいつも新鮮美味。
因みに芥川龍之介は大正6年、25歳の時に横須賀市汐入に転居した際、あの有名な小説「羅生門」を書いたようで、ここの地名と関係…ないか(笑)。羅生門の位置を知りたい方はこちらをクリック
さー何を注文しようか!
内田隊員「ナンエツって何ですか?」
田中「それ、ナンコツでは…」
内田隊員「あぁ!///」
おっちゃっぴー内田隊員。串焼きを数種類と、オススメのポテサラハーフ&ハーフを注文。
どかっと2山盛々。このサイズでハーフなんだから、1人前はどんだけになるのかっ。
岩のり塩辛と、クリームチーズたくあんの組み合わせ。後者はチャンジャも入ってます。ビール、日本酒、ワインのどれにもあうオールマイティさんなジャガイモたち。
続いて、お店の売りである串焼きズ。
まずは砂肝。砂肝独特のあの弾力歯応えは残しつつ、噛みやすい!かむ度に旨味があります。
さぁどんどんいっちゃおうねぇ(しまっちゃうおじさん風)。
エリンギ、ハツ。エリンギはベーコンが巻いてあり、塩加減が良い感じ。ハツも、これでもかという程ジューシー。もつらしい味も適度にありつつ、全然臭みがないので、苦手な人でも食べられると思われる。
春菊チーズ。豚バラで巻いてあります。春菊の苦味と豚の脂旨さとチーズのコクがマッチしていてこれまた旨い。
ナンエツ…ではなく、ナンコツとシューマイ串。シューマイ串は、博多ではポピュラーだとか?既にこの時点でワインに2杯目(笑)。
LiLyのワインは全てビオワイン!(オーガニックワインのことで、悪酔いしにくい?と言われている。)
メニューも豊富で赤白常時8種類以上ずつあるので、いろいろな味が楽しめる。ボトルも勿論あり。グラスだと、店員さんが結構波波とついでくれます(笑)。
モロコシ揚げも美味しかった。子どもにも喜ばれそうな味。そうそう、LiLyさんは、お子さんのいる家族連れも多いイメージ。前述でも紹介した個室が完全禁煙なので、どうしても紫煙が気になる方は、そちらを利用できるかと!(一部屋しかないので、予約するのが確実かも。)
隣の席の人に「何それw」と突っ込まれる。自分でも何だか分からないから答えられない。
五反田LiLyさん、突然の取材、ご快諾くださりありがとうございました!!
無休で営業されているのが飲兵衛には嬉しい。ワインだけでなく日本酒も珍しいのを揃えているので、飲みたいお酒で美味しく串焼きをいただけます。皆さんもぜし訪ねてみてください!
それでは(またあるか分かりませんが)また!