植村明美
8月25日(土)はじめてのお子さまむけのイベント夏休み自由研究教室~mini活版印刷機を体験しよう が開催されました。
午前の部は1組だけお母様とお子さまで、その他の皆さまはお父様とお子さま、午後は全てお母様とお子さまという組み合わせ。全く違う雰囲気となりました。
前半はこの日お子さま達に「先生」と呼ばれていた笹森さんから印刷の種類としくみ、歴史についてお話しました。特に印刷のしくみについては保護者の方にも大変ご興味をお持ちいただきました。午前中出席のお父様方からはハイレベルな質問が寄せられ、ウエムラ、これ以上高度な質問が出てしどろもどろと成る前に助け舟を呼びます。
河口さんに色々とお答えいただいたおかげで保護者の方々も満足してくださっていたように感じました。
講義を聞きながら自由研究ノートに書き込んだり、資料を切ったり、貼ったり。
ノートになる用紙はこちらで用意したため同じなのですが、それぞれ個性が出て出来上がりが全く違います。
楽しく自由研究が進んでいきましたが、子どもたちの目が輝きだしたのは、やはり何と言ってもmini活版印刷機を使って実際に名刺づくりが始まってから。
活字を拾い、自分の名前や電話番号など文字を組んでいきます。
そして笹森先生がお手本を刷るのを見てやり方を確認します。
さあ、いよいよ自分の名刺を印刷。
インクを練って、活字をセット、ぎゅうっと押して。……さあ、どうでしょう。上手く刷れているかな。
わあ、成功! と思いきや、1文字だけ逆さまになっちゃっている人、文字にインクがきちんとのらずにところどころ文字が出ていない人、様々です。
でもいいんです。失敗は成功の母。この実体験が成功に繋がります。
上手に出来上がりました。
みんな嬉しそうです。
今回、名刺を刷っていただいたのは彩り和紙という紙。高品質の越前和紙で1セット100枚全部が違う柄で1枚1枚違った表情を出す美しい紙です。
優しいなあと思ったのは、初めに自分の名前が上手に印刷できると、次はお母さんの名前や担任の先生の名前を作っていたんです。
貰ったお母様や先生、喜ばれたでしょうねえ。
無事印刷が完了したら、初めての名刺交換をお父様、お母様と。
保護者の方の名刺は弊社BUSINESS名刺印刷所で用意させていただきました。
mini活版印刷機のモデルとなった本物の活版印刷機、テキンでコースターを印刷してみます。これにはお子さまだけでなく保護者の方もとても楽しそうに体験してくださっていました。
最後はみんなで夏といえばーのカルピスを飲んでイベント終了。
楽しんでいただけるのかイベント前はとても心配でしたが、皆さまの知的好奇心が想像していた以上で、質問も沢山していただき、開催することができて良かったと思えました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今後も活版印刷だけでなく、様々なイベントを企画していきたいと思っております。