内田絵梨
紙成屋店長のさささんが10月31日と11月2日・3日に久々にイベントに参加しました。
どちらも活版印刷のワークショップを行い、ご来客いただいた皆様に印刷を楽しんでいただくことができました。
Bibliプレイベント
ハロウィンである10月31日に参加したのは「Bibliプレイベント」。
埼玉は大宮で半世紀にわたり親しまれてきた「さいたま市立大宮図書館」が2021年12月に「Bibli」(ビブリ)という施設に生まれ変わるのを祝したプレイベントです。
昔からある施設をリノベーションし、商業複合施設として新しく活用する試みは素敵ですね。
当日は小雨がちらつくこともありながらも、仮装したかわいいお子さんがたくさん見えて活気にあふれていました。
さささんは、珈琲・福祉(デザイン)・活版、異なる分野の三者による協働プロジェクトである「COFFEE PAPER PRESS」として参加。
3種類の「Bibli」版から1つ選んで活版をほどこすワークショップを行いました。
もちろんコーヒーもあります。
会場はさいたま新都心駅から降りてすぐのコクーンシティのコクーンひろばだったのですが、少し歩くと武蔵の国の一宮・氷川神社の一の鳥居が見えてきます。
大宮氷川神社は日本一長いとされている約2kmの参道をもつ神社で、整備された参道を歩くのが心地よいです。
一の鳥居からてくてくと参道を2/3ほど進むと見えてくるのがBibliです。
あいにく帰り際に撮影したため暗い写真に。とほほ……。
またBibliのイベントに参加することがあれば明るいBibliの写真撮影リベンジをしたいと思います。
くるくる版画博覧会
11月2日、3日に参加したのは「くるくる版画博覧会」です。
神保町の文房堂ギャラリーで行われたこのイベントは「くるくる」をキーワードに様々な版画の楽しみを学ぶものです。
このイベントには世田谷福祉作業所の「しあわ世のもりあわせ」として参加しました。
ワークショップは紙に自由に傷をつけて、凹んだ部分にインクをのせる平版画です。
傷をつけて、インクをのせて、余分な部分を拭き取って、いざくるくる!
印刷する紙は段ボールのリサイクルペーパーか雑誌のリサイクルペーパーかを選べるのですが、今回は雑誌のリサイクルペーパーにしてみました。
なかなかそれっぽい作品ができました。
会場で紹介されていた作品は段ボールのリサイクルペーパーを使ったもの。
どちらも味があります。
できあがった版画と傷をつけた版はそのまま持ち帰れるというお得なワークショップでした。
神保町という土地柄、ノスタルジックで文学的な雰囲気に浸れてとても楽しいイベントでした。
緊急事態宣言がようやく明けて、少しずつ以前のような日常を社会が取り戻しつつある気がします。
またイベント参加の機会がありましたらお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!