TOP / 印刷 2015.11.26

年賀状でNGの忌み言葉

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猿12月まであと少し。そろそろ年賀状の準備を始めた方も多いのではないでしょうか。
今回のお話しは忌み言葉です。
ついうっかり使ってしまうこともあるので、年賀状の添え書きを書く前に確認しておきましょう。

忌み言葉とは

忌み言葉は縁起をかついで使うことを避ける言葉です。
例えば受験生を前にして「すべる」や「落ちる」といった言葉は使わないように意識しますよね。
その言葉を見聞きして、相手が不快になる可能性がある「忌み言葉」は年賀状でも避けなくてはなりません。
全てが一新するお正月にわざわざ見ていてマイナスな連想をさせる文字を書くのは野暮ですもんね。

去年はお世話になりました

ついつい使ってしまうのが「去年」という言葉。
「去」は「去る」という意味で離別死別を連想させるので別の言い方に換えましょう。

昨年はお世話になりました
旧年はお世話になりました

という書き方が正解です。

「去」以外にも「失」「破」「衰」「枯」「滅」「絶」「暗」「病」「痛」「倒」などは使わないようにしましょう。

ちなみにこれは余談ですが、来年の干支の「猿」も時と場所によっては忌み言葉でした。
と、いうのも「猿」は「去る」に通ずるということで商家の人々は特に朝にこの言葉を口にしなかったそうです。
猿を「エテ公」と表現するのも、この朝の忌み言葉からきているとか。
忌み言葉はこのように時と場合によって異なるので、その場その場にあった言葉を選びたいですね。

 

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