TOP / 言葉 2018.07.05

カタカナじゃなかったの?! キザの由来

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保育園の頃、良く見ていたアニメのセーラームーン。毎週欠かさずテレビの前にスタンバイしていました。
最近、また見直したのですが、あの頃の私にかえると同時に、タキシード仮面のセリフがキザでキザで笑ってしまったりと、本当の意味で童心に戻ることはないのだと悲しくなってしまったり……。
小さい頃は本当にかっこいいと思ってたのになぁ。タキシード仮面様。

キザの由来

さて、今回のお話はキザの由来です。
キザってカタカナで書くことが多いような気がするのですが、いかがでしょうか?
実はこの言葉、漢字で書くと「気障」なのです。
気障り。きざわり。そのまんまですね!

気障を辞書で調べてみるとこうあります。

きざ【気障】
[名・形動]《「きざわ(気障)り」の略》
1. 服装や言動などが気どっていて嫌な感じをもたせること。また、そのさま。
2. 気にかかること。心配なこと。また、そのさま。
3. 不快な感じを起こさせること。また、そのさま。
大辞泉より

1つ目の意味に少し似ている言葉に「伊達」がありますが、こちらは外見を飾って見栄を張るさまであるのに対し、「気障」は気取った様を周囲の人が嫌味であると受け取って、それに反発する意識を反映した言葉です。
キザの方が、より主観的な表現とも言えるかもしれません。

キザは元は江戸の遊郭で使われていた言葉です。
女郎が男性客に対して使っていた言葉であるため、今も男性を表することが多いのかもしれません。

また、先ほど出た「伊達」という言葉ですが、漢字は伊達政宗にちなんだものと考えられていますが由来は諸説あります。
一つ目は伊達政宗の家臣が華美な服装で人目を引いたことから。
二つ目は「忠義立て」など、「ことさらそのように見せる」「いかにもそれらしく見せる」といった意味を表わす接尾語「だて(立て)」が語源であるとする説。
どちらも納得のいく説ですね。

おまけ

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この記事のように言葉に向き合い、丁寧な対応を心掛けて日々受電・架電を行っています。
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参考:日本語俗語辞典 / 語源由来辞典 / 使い方の分かる 類語例解辞典

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