TOP / 言葉 2024.07.17

果汁の含有率で決まる?! ジュースのパッケージ

SHARE
ジュース

季節は夏。キンキンに冷えたジュースが飲みたくなる時期が到来しました。
何気なく飲んでいるジュースですが、パッケージデザインにルールがあるのはご存じですか。
今回はジュースの定義やパッケージデザインについてご紹介します。

ジュースとは

そもそもジュースとは何でしょうか。
多くの人は、ジュースは果物や野菜の搾り汁であり、少しでも果物や野菜のエキスが入っていればジュースであると考えていると思います。
しかしながら、JASの「果実飲料等の表示に関する公正競争規約」によると、ジュースと呼べるのは天然果汁含有率100%のものだけです。
100%に満たない商品はジュースとして販売できず、もしジュースと表記すると不当表示となってしまいます。
そのため、消費者にわかり易く伝わるよう、パッケージにルールが定められています。

果汁100%

果汁100%のジュースのみに許されたパッケージデザインとして、野菜や果物の断面を表した「スライス」や、果物から落ちる「果汁のしずく」があります。
果汁あふれるみずみずしい切り口は、100%の製品のみに描かれる特権のため、多くの果汁100%ジュースがこういったパッケージとなっています。
なお、あくまでも制限されている表現は「果汁のしずく」なので、無色透明な水滴などの果汁ではないしずくは果汁100%以外の果物飲料でも使用できます。
また、粒入りジュースなどに描かれる果実の粒については「しずく」ではないため、制限されていません。

果汁5%以上

果汁5%以上の商品に許されているパッケージデザインはグラデーションを用いたリアルな絵やイラストです。
果汁100%以下の果物飲料のパッケージを見ると、見事に断面としずくは描かれず、まるごとの果物や果汁の海、みずみずしい水滴で表現されていることに気付くはずです。

果汁5%未満

果汁5%未満の商品には図案化した絵やイラストのみが許されています。
そのため、平坦な果物のイラストやキャラクターがあしらわれていることが多いです。

いかがですか。
魅力的なパッケージデザインは様々にありますが、それらは法律に則って作られています。
夏の暑い日、のどが渇いたときに果物飲料を購入する際に少し意識してみると面白いかもしれません。

おまけ

当社はBUSINESS名刺印刷所という印刷会社も運営しています。
今の季節にぴったりのテンプレート名刺も数多くご用意しているので、ご興味のある方はぜひ、BUSINESS名刺印刷所のサイトもご覧ください。

参考:果実飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則 / 果汁の含有率(%)でパッケージデザインが変わる!知っておくべき表示義務やルール、注意点を解説(折兼ラボ)

PR・社内報・その他のご相談はこちらからどうぞ

※ 必須
※ 必須
※ 必須
PR社内報印刷カスタマーサポート留学その他
※ 必須
お問い合わせいただく内容及びお客様の個人情報は、当サイトの個人情報保護方針に則り管理いたします。
SHARE
この記事を書いた人

Featured

SERVICES

個人情報保護方針 / © 2024 GOODCROSS