TOP / 言葉 2015.12.15

「から」「ので」「ため」の使い分け

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からのでため前回に引き続き、文を接続する表現をみていきます。


理由・原因を表す表現


主観的な「から」と客観的な「ので」

「から」と「ので」は、後からくる文の理由・原因を表す接続助詞です。

雨が降ったから運動会は延期になった。
雨が降ったので運動会は延期になった。

意味することは同じですが、なんとなく受ける印象が異なるのがわかると思います。
上記の例文だと、「から」は生徒が言った言葉で、「ので」は先生が言った言葉な気がしませんか?

例外は多々あるので一概には言えませんが、「から」は話し手の意思や相手への働きかけが強い場合に使われ、「ので」は丁寧さが必要な場合や話し手の判断の根拠を述べる場合に使われることが多いです。
つまり、「から」は話し手の主観が反映されやすく、「ので」は丁寧さやある程度の客観性を含む表現なのです。

お堅い「ため」

大雨のため一時通行止めとなった。

「から」と「ので」に比べて相手との距離ができるのが「ため」という言葉です。
「から」と「ので」があくまで話し手の意思や判断を伝える表現であるのに対し、「ため」は出来事の描写・記述をする場合に多用されます。
そのため、ニュースや論文で使われることが多く、受け手に堅い印象やしっかりとした根拠をもった情報である印象を与えます。

いかがでしょうか。
たった二文字で文のニュアンスが変わるなんて奥が深いですね!

おまけ

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この記事のようにより正確な言葉の使い方を意識し、日々受電・架電を行っています。
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